スタッフNです。
私の実家には仏壇がありました。
母が毎朝、炊き立てのご飯をお供えし、水を変える姿を見て育ちました。
嬉しい事があった日は”チーン”とおりんを鳴らし「ありがとう」と報告し
又勇気をもらいたい時は「見守ってね」と手を合わせお願いして出かけました。
ご先祖様、お仏壇ということ自体よくわかっていなかったけど
子供ながらに何となく心が落ち着く場所だったこと。
今も心の底にその思いがあります。
嫁いだ新居には
結婚し新たな家庭を持ちました。
数年後父が他界しました。
実家へ行けばもちろん仏壇はありましたが
マンションの自分の家にはありません。
欲しかったのは仏壇ではなく手を合わせられる場所。
身近な場所に
リビングのインテリアに合うような
コンパクトサイズの手を合わせられる空間をつくりました。
それがはじまりの第一歩です。